【長岡造形大学×629グループトークイベントレポート】


長岡造形大学 トークイベントを終えて

先日、公立大学法人長岡造形大学(新潟)にて、トークイベントの機会をいただきました。

昨年に続き、今回で2回目の開催となります。

参加いただいた40名ほどの学生の皆さんと向き合いながら、

「音楽ライブの現場で、映像は何を担っているのか」
「創り手として、仕事とどう向き合っていくのか」

そんなテーマを軸にお話しさせていただきました。

629グループ登壇者:

629 inc. 三上 健(Producer)

ARK   髙橋 正太郎(Director)

なぜこのイベントを実施しているのか

私たちがこのトークイベントを続けている理由は、

音楽ライブ映像の仕事が、

完成した映像だけでは伝えきれない領域を多く含んでいるからです。

ライブの現場では、決められた正解があるわけではなく、

その場の空気や状況を読み取りながら、瞬間ごとに判断が重なっていきます。

そこには技術やノウハウだけでなく、

  • 作品にどう向き合うか
  • クライアントや関わる映像チームとどう関係を築くか
  • 現場でどんな判断軸を持つか

といった、映像に携わる人間の姿勢そのものが表れます。

しかし、そうした部分は、作品紹介や実績の説明だけでは、なかなか伝わりません。

だからこそ私たちは、仕事の“結果”だけはなく、

そこに至るまでの考え方やプロセスを共有する場として、

このイベントを位置づけています。

今回のトークテーマ

今回のトークイベントでは、音楽ライブ映像がどのような制作フローで成立しているのか

を一つの軸に据えました。

映像作品は、当然ですが完成したものが最も注目されます。

しかし実際の現場では、その一つ手前、さらにその前の段階で、

多くの判断や選択が積み重なっています。

そこで今回は、プロジェクトの紹介から入りつつ、制作フローや現場での役割、

編集という工程までを、一つの流れとして捉えられる構成としました。
(※開示できる範囲での共有)。

トークテーマの軸に置いたのは、主に次の点です。

  • 音楽ライブの現場で、映像は何を担っているのか
  • 制作・収録・編集といった工程が、どのようにつながっているのか
  • プロジェクトでは、どんな人が、どんな判断をしているのか

ここで明確に伝えたかったのは、

音楽ライブがあるからこそ、私たちは映像を創ることができているということです。

舞台をつくるチームがいるからこそ成立する、私たちの仕事の領域があります。

その前提のもとで、どのように関わらせていただきながら、

自分たちのクリエイティブを映像として昇華していくのか。

その考え方を学生の皆さんに共有すると同時に、

私たち自身も、仕事の原点に立ち返る機会となりました。

学生の皆さんの眼差しから感じたこと

トークを進める中で学生から強く印象に残ったのは、

映像という広い分野を単にクリエイティブへの「憧れ」や「イメージ」だけで捉えるのではなく、

現実の仕事として、真剣に向き合おうとしている空気を感じました。

質疑応答では、技術的な質問にとどまらず、映像を創る上での判断基準や、

現場での立ち位置、キャリアについての問いも多く聞かれました。

そうした問いに触れるたびに、

学生の皆さんが、自分なりの軸を持とうとしていることが伝わってきます。

一方的に何かを伝える場ではなく、同じテーマについて、

一緒に考える時間になっていたとしたら、嬉しく思います。

学生の皆さんの眼差しから感じたこと

学生の皆さんと向き合う時間は、自分たちの現在の仕事と向き合う時間でもあります。

どんな考え方で現場に立っているのか。

どんな判断を重ね、どんな仕事を積み上げているのか。

その一つひとつが、胸を張って語れるものかどうかを、

静かに私たち自身も問われているように感じます。

だからこそ、このトークイベントは、何かを共有するための場であると同時に、

今の629グループをアップデートする機会でもあります。

学生の皆さんにとっても、それが結果として次の一歩につながっていけば、

これ以上嬉しいことはありません。

音楽ライブという映像表現の場があり、そこに関わる多くの人の意思が重なり合う中で、

私たちは映像という役割を担っています。その仕事の手触りや向き合い方を、

これからも丁寧に伝え続けていければいいなと思っています。

最後に、今回のトークイベントに参加してくれた学生の皆さん、

そして、このような機会を設け、準備から当日まで多大なご協力をいただいた

長岡造形大学の関係者の皆さま、ありがとうございました!