株式会社629の制作部に所属している竹本(入社4年目)にインタビューをしました。
映像業界を目指す学生の皆さんの参考になれば幸いです。
今のポジションでの役割や入社の経緯、やりがいなど語ってもらいました。

竹本圭佑
2022年入社
「制作部 制作ルーム」所属 プロダクションマネージャ※以下PM省略
広報:まずは基本的なところから。いま、どんな仕事を担当しているの?
竹本:音楽ライブの映像制作に関わる業務全般です。
具体的にいうと、プロジェクトの予算や進行管理、収録やサービス映像用のカメラ図面作成、各所へ発注業務、
資料まとめ、関係者との連絡調整などですね。
広報:なるほど。守備範囲が広いよね笑
広報なりの解釈させてもらうと、制作はカメラチームが100%の力を出せるように
そのプロセスを整え進行する役割なのかな。それを各プロジェクトで徹底してるイメージあるね。
竹本:そうですね。ピーク時だと編集含めると10案件以上はメインで進行していますし、
どの案件も内容も規模も違うので、それぞれに合わせた調整が必要になると思います。
広報:オフィスワークも色々やってると思うけど、現場はどんな感じなの?
竹本:当たり前ですが、現場は朝早くて夜遅いです笑
広報:だよね、、現場では具体的に何してるの?
竹本:会場に着いたらまず関係者の方たちに挨拶して、搬入段取り、機材仕込み中に発生する技術チームからの確認ごとを
制作がハブになって、いろんなセクションに確認して進めたりしてます。
広報:例えばどんなこと?
竹本:ケーブルルートとか、電源の取り口とか、回線チェック、収録用に抑えていただいた座席数の確認、
カメラ打合せをはじめ収録スタッフのケアとか。(まだまだある、、)
まずは技術スタッフが安全に仕込みできるように環境を整えるのが制作の役割でもあるので。
もちろんその他にもたくさんの収録スタッフが関わっていただいているので、本当に総力戦ですね。
広報:仕込みの時間帯で課題をクリアにしておけるか大事だよね。本番中はどんな感じ?
竹本:基本は大きく動きませんが、何かあった時にすぐ対応できるように全体を見ながら準備している感じですね。
もちろん制作でもポジションによってやることは違ってきますが。
というよりは、それまでの準備をどこまでしっかりできるかが重要だと感じています。
広報:なるほど。この業界はなんで興味持ったの?

竹本:好きなアーティストのライブに通っていたことです。
あの、ライブの一体感が本当に忘れられなくて。
広報:映像というより、最初は“ライブそのもの”が好きだったんだね。
竹本:そうです。でもコロナ禍でライブが減って、代わりに配信ライブをよく見るようになって。
その時に「ライブの価値を残せるのは映像なんだ」と気付いたんですよね。
広報:そうなんだね。音楽映像でいうと629以外もあると思うけど、入社の決め手は何だったの?
竹本:ん〜、“人の雰囲気”ですかね。面接や現場の空気がすごく良くて。
体育会系のイメージが強い業界ですけど、629は全然違って、もちろんピリついた雰囲気もありますが、
会話のしやすさはありました。ここで自分も頑張りたい思いました。
広報:確かに、その雰囲気はあるよね。人によってフィードバックの仕方は色々あるけど、
業務内容以外にも考え方とかコミュニケーションとか結構伝えてるイメージあるね。
竹本:落ち込みむこともめっちゃありますけど、踏ん張ってます。笑
広報:そうね。竹本くんわかりやすく落ち込むもんね。笑
ここまで色々経験してきたと思うけど、この仕事ならではの“面白さ”ってある?
竹本:僕はカメラ演出とかあるときに、そのニュアンスを理解して、技術スタッフが分かりやすいように伝える瞬間です。
“意図を翻訳する”感じがあって、ライブ映像の中心に入っていける気がします。
広報:逆に大変というか、難しいな、みたいな瞬間は?
竹本:制作はプロジェクト通して多くの方と関わらせていただくんですけど、
立場によっていろんな考えや意見があるので、
そこを自分が汲み取るのが上手くないので苦労しています。
ただ、それを乗り越えて現場が無事終わった時や映像になった時はやりがいをすごく感じますね。
疲弊して感じる余裕ない時もありますが笑
広報:確かにね。ありがたいことにプロジェクトも増えた一方、ハードワークもやっぱり必要だよね。
成長実感みたいなのはどうなの?
竹本:これは、コミュニケーション力です。
昔は知らない人と話すのが苦手でしたし、何かを伝えるみたいなことも上手くありませんでした。
今は意識して直接声をかけたり、雑談したりするようにして機会を増やしてます。
まだまだですが、成長していると思います!
広報:竹本くんは入社からずっと制作部だけど、雰囲気どう?
竹本:アットホームで距離が近いです。仕事だけじゃなく、日常の話も自然にできる環境ですね。
自分のルームだけのミーティングもあって、仕事の話がメインにはなるんですけど、
それ以外でもなんか近況報告とかしたり、、
でもそういう仕事以外の会話が、現場での関係づくりにすごく効いてると思います。
広報:特にルームごとの打合せとかは特徴が出そうだね笑。これから挑戦してみたいこととかある?

竹本:まずは指名されるPMになりたいです。「困ったら竹本に頼みたい」と思ってもらえる存在になりたいのと、
カメラ演出要素が深くあるプロジェクトにもどんどん関わっていきたいです。
映像として形に残る仕事だからこそ、もっと幅を広げていきたいです。
広報:なんか竹本くんとは一緒に仕事もしたことあるけど、4年目で急に逞しくなった気がする笑
最後に、これからこの業界を目指す若手へ一言お願いします。
竹本:映像の知識がなくても全然大丈夫です。
まずは“人と話すこと”を大事にしてほしい。
会話する力は、この仕事において本当に大きな武器になると思います!
いかがでしたか?
629では制作部門のスタッフを募集しています。
興味のある方はぜひご応募ください!
新卒の方に関しては、募集が開始しましたらHPにてご案内しますのでそちらからご応募ください!
