この記事では、629グループが開催した第3回All Staff Meetingの内容を通じて、
組織の挑戦、再構築、そして文化的な価値観について記載します。
また今期629グループが何を重要と考え、行動、コミュニケーションするのか。そんな想いが伝わればと思います。
─今の629グループの「あり方」を確かめる時間─
先日、629グループでは第3回目となるAll staff meeting 開催しました。
このMTGは年に2回実施しているもので、今回は新しい期の始まりに行う会です。
普段は現場や部署ごとに動いている約100名のメンバーが一堂に会し、
“今の629グループ”と”これからの629グループ”について考える、私たちにとって大切な時間となりました。

─なぜ、全社MTGを始めたのか─
この会を始めたきっかけは、「会社としての一体感」を取り戻すことでした。
組織として特に大きなエラーが生じたわけではありませんが、業務の専門化や分業が進むなかで、
それぞれのメンバーが目の前の業務に集中することは当然の流れです。
一方で、「自分の仕事が、会社のどこにどう繋がっているのか」「どんな未来に向かっているのか」
が見えにくくなることも事実です。
だからこそ、年に2回、みんなが顔を合わせて“同じ時間・同じ言葉・同じ空気”を共有することで、
自分たちがどこに立っているのかを確認し合う。そのための機会として、このMTGはスタートしました。
(MTGスペース的にそろそろに物理的限界を感じています…)

─CORE × 4Cという行動指針─
今回のMTGでは、「CORE × 4C」という行動指針を共有しました。
今期のテーマとなる4Cは以下です。
- Change(変化)
- Challenge(挑戦)
- Communication(対話)
- Connect(繋がり)
そしてそれらのベースにあるのが、CORE=芯です。
この指針は、単なるスローガンではなく、これからの働き方・組織のあり方
人との向き合い方に通底する姿勢です。
今後さらに多様なメンバーやプロジェクトが交差する中で、
この「CORE × 4C」を日々の行動に落とし込んでいくことが、
会社全体の質や文化にも繋がっていくと感じています。
─挑戦というキーワードについて─
今期は特にChallenge(挑戦)というキーワードがポイントになると思います。
新しいサービスや事業の立ち上げはもちろん、
“今の私たちにとって最大の挑戦は「組織そのものの進化」“に向き合うことです。
異なる専門性や働き方を持つメンバーが増える中で、どう一体感を持つか。
変化のスピードが増す中で、どのように制度や仕組みを柔軟に整えていくか。
こうした根本的な変化に向き合うことは、簡単ではありませんし、すぐ結果が出るものでもありません。
でもだからこそ、この挑戦は中長期的に全員で向き合うべきテーマだと思っています。
一人ひとりの挑戦が、組織全体の推進力につながるように。失敗を恐れず、試行錯誤を重ねながら進んでいく。
その連鎖を生むための土台づくりも、組織として大切にしていきます。
─今期の取り組みと新しい動き─
今期からスタートした新しい取り組みもあります。
■ 新スタジオ「Oliv(オリーヴ)」
ARK incプロデュースの新スタジオ「Oliv」は、技術的な整備以上に、
“誰と、どんな空間で、何をつくるか”にこだわったプロジェクトです。
“人が繋がる「空間と機会」を創り出す
“単なる機能性や最新設備の追求ではなく、社内外問わず、
現場で働く人たちが気持ちよく仕事ができる空間、クリエイティブに集中できる環境づくりを目指しています。
「スタジオをつくること」が目的ではなく、「新しいつながりや作品がここから生まれること」がOlivの価値です。
今後、社内外の多様な人たちが交差し、アイデアが循環する“場”として、Olivは成長していきたいと思います。
(▶︎ Olivニュースはこちら)

■ 新規事業「Agent」
私たちの業界では、フリーランスの方々との協働が多く、それは今後も大切にしていきたい関係性です。
一方で、「もっと安心して、同じ方向性を目指し働ける仕組みはないか」と考えるようになりました。
そこで立ち上げたのが、”新規事業「Agent」”です。
Agentは、単なる人材仲介ではありません。
一緒に働くメンバーの意志や個性に寄り添い、中長期で共創できる関係を築くための取り組みです。
自由と責任、柔軟性と安定性の両立を目指した新しい形にしていきたいです。
■ 技術組織の再編「UNIT」
今年度、技術3部門を統合し、新たな組織体「UNIT」が始動しました。
この再編には、いくつか狙いがありますが、あえて内部的なところにフォーカスすると、
部門の枠を越えた情報連携とスムーズな協業体制を築くことです。
横断的に連携していくことで、個々の技術や情報を最大限に活かし、複雑化するプロジェクトに対しても
一貫性とスピードを持って対応できるようになると思っています。
これまで培ってきたことを“継承し、勇気もって変革する。”
その結果として、お客様に対してはより安心感のある対応や、
提案力の高い技術サポートを届けられるようになると思います。
社内外のプロジェクトに対し「頼れる技術チーム」がより機能的になることを目指しています。
まとめになりますが、UNITは、単なる統合ではなく、
“どうすればステークホルダーの期待に最大限応えられるか”という視点から再構築された体制です。
組織の中身からクオリティを底上げし、技術力と柔軟性を両立させる。それがUNITの引き続きの挑戦となります。

─「3つのフェーズ」から見つめ直す組織の成長─
私たちは今期、23期目を迎えることができました。
ここまで継続してこられたのは、メンバー一人ひとりの力と、共に歩んでくださった関係者の皆さまのおかげです。
組織の成長をあえてフェーズとして捉えると3つではないかと思っています。
- ①事業力での成長
- ②組織の再構築
- ③持続可能な成長
そしていま私たちは、まさに”「再構築」のフェーズ“にいます。
これまでの経験や価値観を土台にしながら、時代に合わせて柔軟にアップデートしていく。
守るべきものと見直すべきものを見極めながら、次に進むための自分たちの形を再びデザインする段階です。
─新しい仲間、そして変わらない想い─
今回のMTGでは、新しく加わったメンバーの紹介も行いました。
新しい風が吹き込まれることで、組織はさらに柔軟になり、可能性の幅が広がります。
そして最後に改めて確認されたのが、私たちが大切にしている言葉、
“「Love & Smile」“です。
これは、創業時から変わらず根底に流れている価値観です。想いを持って人や音楽、映像に向き合うこと。
関わるすべての人が、安心して笑顔で仕事ができる環境をつくること。
私たちは、仕事の中に”人のあたたかさ“を残していける組織でありたいと、改めて感じました。
おわりに
第3回となるAll staff meetingも落ち着いた雰囲気の中で、自分たちの今とこれからを整理する良い機会となりました。
「いま、どこに立っているのか」
「これから、どこに向かうのか」
その問いを、全員で共有できたことが最大の価値だったように思います。
まだまだ浸透できていない部分もありますが、チームで一歩ずつ進んでいきたいと思います。